ある日、スカイリムの山中に一頭のドラゴンが舞い降りた。
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山賊A
「おい、本当なんだろうな!ドラゴンを見たってのは!」
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山賊B
「本当さ!お前は気づかなかったのか!?それでも見張りかよ。慎重にな…もうこの辺りだぞ……。」
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山賊A
「そうは言ってもよ、見張りの時に普通空なんか見てるか?こんな夜中によ。本当なら一大事だが、みんなも笑ってたぞ。」

山賊B
「そんなこたぁわかってる!だからこうしてわざわざお前と一緒に確かめに来たん…………」

ここはある山賊の野営地近くの山中。この地にドラゴンが降りてくるのを偶然見た山賊がいた。彼自身も目を疑ったが確かめずにはいられなかった。もう1人の見張りを連れ、暗い山道を進んでいく。そこで彼らが見たものは……
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山賊A
「ぷっ!おい見ろ!ドラゴンなんかよりよっぽどいいモノが見つかったじゃねえか!お頭喜ぶぜ〜。」

そこに倒れていたのは一糸まとわぬ姿の女性だった。夜の闇の中にあっても美しいシルバーブロンドの髪が輝いている。
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山賊B
「女だと…おかしい、確かに見たのに…。」

山賊達は野営地にその女性を連れ帰った。

山賊頭
「お前らよくやった!こんな上玉がなんでこんな場所に…だが高く売れそうだぜ。なんか着せて町娘と一緒に繋いどけ!」
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山賊A、B
「へい!」





いてて…体中が痛む…


ここは……どこだ…?コイツらは山賊か?
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…手が動かせない。縛られてる…?


町娘
「あの………目、覚めたんですか?」
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「あ?なんだ、お前もアイツらに捕まってんのか?どうしてこんな事になってんだ?」

町娘
「山の中で倒れていたのを山賊に連れてこられたんですよ。」


「山で倒れてた?………あ、あたしはシルバー、よろしく!お前は?」
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イソルダ
「イソルダといいます。ホワイトランに住んでいたのですが、店に必要なものをとりに森に入ったら拐われてしまって...。」

人さらいか……どこにでもいるんだな、そういうの。
……ってちょっと待て。ホワイトラン?何だそれ、住んでたってことは街か?ならあたしは………あれ?
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イソルダ
「シルバーさんはどこの出身ですか?」

シルバー
「あたしは……………えーと……マジか…思い出せねー。」

イソルダ
「ええ!?まさか記憶喪失……?」


シルバー
「参ったな、ホントにあんのかよそんなもん。…………ダメだぁ、なーんも思い出せねー!」


山賊
「お前ら!何をコソコソ話してやがる!」
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山賊は怒鳴り、シルバーたちを睨みつけた。シルバーは無視して町娘との会話を続けた。

シルバー
「おい、こっから1人で帰れるか?」

イソルダ
「え、ええ、まぁ。でも縛られてるし、ここから逃げられないんじゃ…」
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山賊
「帰れるか?だとー??馬鹿め!お前らはこれから奴隷商人に引き渡されてどっかの変態に飼われるのさ!」

シルバーは無視して話を続けた。


シルバー
「今からあたしがコイツら全員ぶっ殺すからよ、そしたら隙を見て逃げろ。」

イソルダ&山賊
「え?」
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何も思い出せなかったシルバーだが自分の名前と同様に自然と頭に浮かぶ言葉があった。息を大きく吸い込みその言葉を叫ぶ。


シルバー
Yol・Toor・Shul!!
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ゴォォォォオオオオ!!

山賊たち
「ぎゃあああああ!!」

火炎のブレスにより山賊の野営地は焼き払われた。山賊たちは突然の大火事に驚きとまどっている。当のシルバーも驚いていた。

すっげ!火吐いた!なんかの魔法か?


シルバーは炎でロープを焼き切ると近くに倒れてる山賊から武器を奪った。

シルバー
「あたしを飼おうだなんて100年はえーんだよ!」
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立ち上る炎に浮かぶシルバーの影に山賊たちは恐れおののいている。

山賊
「に…逃げろーー!」

誰となく発せられたその声を皮切りに散り散りに逃げる山賊たち。

シルバー
「逃げたい奴は逃げな!死にてえ奴はかかってこい!」
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シルバーは全身の痛みに耐えながら力の限り暴れ回った。

炎の勢いが弱まる頃には山賊の野営地は完全に破壊されていた。燃えカスを踏みつぶしながら辺りを探索する。あの町娘は無事にげられただろうか。

それにしても何だ、このボロボロの服は…。なんかねーかな…。

野営地のテントから山賊の防具を拝借する。
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これで寒さはしのげるな。落ち着いて今の状況を整理しよう。なぜ山で倒れてた…あの言葉は何なんだ…なぜ何も覚えていないんだ
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……んーダメだ!わかんねえ事を考えても意味ねえ!とりあえず腹減った。ホワイトラン…だっけ?そこに行ってみるか。


ホワイトランを目指し山を降りる。しばらく歩いたところである事に気がついた。


……………場所知らねえ。野営地で地図とか探しとくんだったぜ。って言ってもどうせ燃えてなくなってるか。それにしても腹減った。

またしばらく山を降りると人影に気づいた。
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シルバー
「おーい、道に迷って困ってたんだ!ホワイトランてとこにはどう行けばいい?あとなんか食いもん持ってねーか?」
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シルバーは手を振ってその者に近づく後にして思えばあまりに無警戒であった。


???
Fus・Ro!!
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男が叫ぶとシルバーの体は激しい衝撃に見舞われ吹き飛ばされた。全身をバラバラにされたかのように激痛が走る。
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シルバー
「ぐ…げほ!」
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???
「気安く声をかけるな。悪しきドラゴンめ!女の姿に化けようとお前から感じる竜の魂は隠す事など出来ん。」

シルバー
「な、何を突然……つーかお前何言ってんだ…」
(か…体が動かねー………)

ドラゴンボーン
「我はドラゴンボーン!竜の力をもって竜を滅する者!この辺りにドラゴンが現れたとの噂を聞き来てみれば…人間に化けた竜とはな。お前のドラゴンソウル、我が頂こう!」
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ドラゴンボーン…?ドラゴンソウル……?あたしがドラゴンだと……?意味わかんねー。けどこのまま殺されてたまるか!焼け焦げろ!

シルバー
ヨル・トール・シュル!
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ドラゴンボーン
「なに!?」


…………………………。


シルバー
「あれ?」

ドラゴンボーン
「ファイアブレスとは…驚かせおって!だが不発では意味が無い。シャウトも使いこなせないとは…とんだザコだ。そのまま死ぬがいい!」
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シャウト…?それにファイアブレスって言った!コイツ言葉の意味がわかるのか!そう言えばさっきコイツが叫んでた言葉も何となく聞き取れたような……ってそんな場合じゃねえ!なんで出ないんだ!さっきは出たのに!このままじゃ本当に………

シルバーに向かって剣が振り下ろされようとした時、新たな言葉がシルバーの頭に浮かんだ。

シルバー
Mul・Qah・Diiv!!
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その言葉が放たれた瞬間、シルバーの体をドラゴンをかたどったオーラが覆い、
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さらに炎へと変化しその中から全く別の生き物が姿を現した。
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ドラゴンボーン
「正体をあらわしたな、バケモノめ!!」

???
「グオオオオオオオ!!」
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シルバーはドラゴンへと姿を変えた。しかしドラゴンボーンと名乗る戦士はその姿を見ても戦意を失っていないようだ。武器を構え、雄叫びをあげ、目の前に現れたドラゴンに斬りかかる。

???
Fus・Ro!!》
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ッッドオォン!

耳をつんざく爆音と共に吹き飛ばされる戦士。ドラゴンはゆっくりと戦士との距離を詰めるが、戦士は痛みで全身が麻痺してしまっているのか身動きが取れずにいた。

ドラゴンボーン
「ば、バカな…何という威力……何頭もドラゴンを狩ってきたこのドラゴンボーン様が…こんなところで死ぬはずがないんだ!!」

戦士は自分を奮い立たせなんとかこの場を離れようとした。その背後でドラゴンが大きく口を開く。その無慈悲な姿を見たドラゴンボーンと名乗る戦士は自分の命を諦めた。
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しばらく後………



ありゃ?また寝てた…って何でまた裸になってんだー?いてて…また体が痛いな。そーいやアイツはどこ行った?
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それよかさすがにちっとさみーな。…お!鎧発見……何だこれ!血まみれじゃねーか!こんなの気持ち悪くて着れねーや。んー…



そこらへんの草を集めてっと....これで完璧!しばらくはこれで我慢するか。えーっとホワイトラン…だったな。どう行きゃいいんだ?まぁ歩ってりゃそのうち着くだろ。それにしても腹へっ……てない?何でだ?寝る前になんか食ったっけ?んーまいいか!とにかくホワイトランを目指そう!
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こうしてドラゴンを巡るシルバーの冒険が始まったのである。




~使用MOD~


その名のとおり簀巻の装備です。リンク先は作者様のサイトです。