〜前回のあらすじ〜
メルセルとの死闘を終えクランに戻ったジョイライド。仲間の絆を改めて感じた彼女は自分とドラゴンボーンの関係を知るため動き始める。
私はドラゴンボーンについて調べる事よりもクランの仕事を優先する事にした。そのうちドラゴンボーンの手がかりも見つかるだろう。ある偉大なハンターが言っていたそうだ。
「道草を楽しめ。大切なものはそっちに転がってる」と。
リフテンを歩き回るのも久しぶりだなぁ。
こんなご時世だ。困っている人は沢山いる。一回りするだけでいっぱいクエストを受けた。
ここはヘルガという女性が経営する宿屋。盗賊ギルドのクエでも来たことがある。今夜はここに泊まりつつ情報収集といきますか。
「すみません、泊まりたいんですけどー」
スヴァナ
「宿屋なら"ビーアンドバルブ"に行った方がいいわよ。」
スヴァナ
「従業員というより奴隷よ。あの女、仕事は全部私に押し付けて自分は男と遊び歩ってるのよ。信じられる?こんな宿屋つぶれちゃえばいいのに。」
「そこまで言わなくても。あの女ってヘルガのことでしょ?何か困ってるなら力になるよ。」
スヴァナ
「んー、困ってるっていうか、そうだ。あの女の悶え苦しむ姿が見たいわ。あの女はこの数日で三人もの男と寝てるの。それだけでも吐き気がするけど、関係を持った男にディベラの印を渡してるの。」
「それを持って来いってことね。」
スヴァナ
「そうよ。あの女はバレてないと思ってるみたいだからディベラの印を三つ突きつけてやれば赤っ恥をかかせられるわ」
スヴァナから聞いたのはボリー、インダルイン、ホフグリルの三人。彼らと接触しディベラの印を集める。
まずはボリー。この人は漁師をしてるらしい。しかも確かこいつには奥さんがいる。
「ヘルガにディベラの印を貰ったでしょ。渡してもらえないかな」
ボリー
「何を言ってるかわからない。妻ドリファ以外の女性とは決して寝たりしない」
ボリー
「何を渡せって?何を言ってるかわからない」
あくまでシラをきるか!(`ε´)ムカー
次はインダルイン。ブラックブライアの蜂蜜酒醸造所で働いてるエルフだ。ヘルガはノルドだけど相手の種族は関係ないのか?
「ヘルガにディベラの印を貰ったでしょ?渡して!」
インダルイン
「おかしな事を言うな!よくもそんな言いがかりをつけられるな!」
インダルイン
「脅迫するのか?そりゃ結構だ」
開き直りやがった!(゚皿゚メ)
三人目、ホフグリル。ホースクラッシャーの異名を持つリフテン馬屋の経営者で、いかにも荒くれといった風貌だ。
「ヘルガからディベラの印貰ったでしょ。調べはついてる。しらばっくれても無駄よ」
ホフグリル
「は?何を言ってる?何の話かまったく分からないな」
「だからしらばっくれても無駄だってば!」
ホフグリル
「あんた、死にたいのか?」
「・・・。気にしないで。あたしの勘違いだったみたい」
ホフグリル
「次からはちゃんと考えてから喋れ」
こいつら・・・こんなに話のわからない連中だとは・・・。そっちかその気なら・・・
盗む!
三人からディベラの印を集めてクエスト完了だけどその前にヘルガに話を聞いてみよう。どこにいるのかなー・・・
っと思ったらビーアンドバルブで男とお酒を飲んでいた。しかも一緒にいるのはボリーじゃん。さっきはしらばっくれてたくせに!後ろのカウンターにはインダルインまで!インダルインは気付いてるのかな?
「ヘルガさん、ス・・・えーっと、あなたの経営する宿舎についてお話しを伺いたいんですけどいいですか?」
危ない危ない。ここでストレートにスヴァナの名前を出せばクエストの依頼者がスヴァナだとバレてしまう。
ヘルガ
「宿泊希望かしら?見ての通り今私はプライベートな時間を過ごしてるの。宿舎のことは姪のスヴァナに任せてあるからあの子に聞いて下さる?」
「スヴァナさんていうのは姪っ子さんなの?」
「ええ、あの子の両親が死んでうちで引き取ってあげたのよ。それなのにあの子ったら大して働きもせず文句ばっかり。恩を仇で返すとはこのことね。」
姪だったのか。身内からこんな依頼をされるなんて、今の口振りといい、盗賊ギルドに作った借金を踏み倒そうとしたことといい、自業自得だよね。
「これ、何だかわかるよね?」
ヘルガにディベラの印をつきつけた。
ヘルガ
「これは!あなたこれをどこで?!ボリーまさかあなた・・・!」
ボリー
「いや、僕じゃないぞ!僕はちゃんとあの夜君に貰った印を持ってるし・・・あれ?無いぞ?!」
「私がこれをどこで手にいれたかなんてどうでもいいでしょ。ボリーさんがいつ、何を貴方から貰ったのかも私は興味ないし。」
ヘルガ
「ボリー!なに墓穴を掘ってるのよ!」
ボリー
「先に口を滑らせたのは君だろう!」
「貴方の生き方に口をはさむ気はないよ。でも貴方のこういう行動で傷つく人もいるっていうことを解って欲しい。これに懲りて少しは真面目に働いたら?」
私はあえて強めの口調で言った。私たちの後ろで聞き耳を立てているインダルインにも聞こえるように。
ヘルガ
「わかったわ。このことは誰にも言わないでちょうだい。特に姪のスヴァナには!」
そもそもスヴァナからの依頼なんだけどね。
スヴァナ
「ありがとう。これで気が晴れたよ。あのババアが慌てふためく姿を見られなかったのは残念だけど笑
宿泊料金はサービスするよ。ゆっくりしていきな」
これでスヴァナの暮らしは何か変わるのかな?あのどうしようもない連中も反省するんだろうか。まあいっか。クエを達成するまでがあたし達の仕事だ。
お言葉に甘えて今日はこのまま宿舎に泊まろう。
つづく
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