~前回のあらすじ~
ホワイトランを襲ったドラゴンを討伐したジョイライドは自らの特殊な能力に目覚める。この能力が自分の生い立ちの秘密を知る鍵となるのか。


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「たっだいまーー!」



ロンドベル
「おかえり、ターミナってジョイライド!どこに行ってたのよー!心配してたんだよー?」





ここの子はロンドベル。クランで私よりも年下なのはこの子だけ。体力は低いけど、魔法に関してはクランの中では先生の次くらいの実力があるんじゃないかな。


「ゴメンねー。色々あって。ゼルベス怒ってた?」


ロンドベル

「さあねーw会ってみれば解るんじゃない?」


ロンドベルは時々こういうイジワルをする。こーゆーとこがまだまだ子供って感じ。私はゼルベスのいる船長室に向かい、今回のことを報告した。



ゼルベス
「何にせよ無事でよかったわ。でもドラゴンボーンに関しては・・・残念ながら力になれそうにないわ。先生は古代史の研究に力を入れてるから何か知ってるんじゃないかしら。」


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先生にドラゴンボーンについてとバルグリーフさんにもらった石板の写しのことで何か知ってるか聞くと




アゼラス
「これは、、実に興味深い。この石板に使われている文字は間違いなくドラゴン達がタムリエルにいた時代のものだ。ドラゴンのレリーフが掘られているところをみるとドラゴンについて書かれているのは間違いなさそうだが、お前はこれをどこで手に入れた?」

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「ホワイトランのバルグリーフさんにもらったんだよ。でもバルグリーフさんも旅をしてたドラゴンボーンの人からもらったんだって。ドラゴンボーンについては何か知らない?」





アゼラス
「そうか。ホワイトランか。ドラゴンボーンのことはバルグリーフという男以上のことは私にもわからんが、お前がドラゴンボーンだったとは驚いたな。私もドラゴンボーンについてもう一度調べてみよう。」





「お願い、先生。」





その日は久しぶりにみんなで夕飯を食べた。ハントに出ている間は一人で食べることかほとんどだけど、やっぱりみんなで食べるのは楽しいね!




次の日、目覚めた私は甲板に出た。すると・・・





クランが襲われてる!!Σ(゚д゚;)




彼らは雇いの悪漢。誰かに雇われてこのクランを襲ったんだろうけど・・・




ズバンッ!


ザリーラお姉ちゃんが自慢の両手斧で薙ぎ払う。



すごい、一人で片付けちゃった。



ザリーラ
「我らに敵対するとは愚かな者共め。誰の差し金た。ん?このメモは・・・メルセル・フレイ・・・?こいつが黒幕か。」




ザルベス
「メルセル・フレイ・・・。リフテンの裏社会に生きるシーフギルドの現マスターの名前ね。」




「ゼルベス!なんでそんなこと・・・いつの間に調べたの?」


ゼルベス

「なんてね。実は昨日、リフテン首長のライラから依頼を受けたのよ。シーフギルドを崩壊させてほしいってね。それで最低限の情報を教えてもらったのよ。」





シーフギルドはリフテンの歴史に古くから関わっている。誰もがその存在を疎ましく思っていながら、一部の物達からの報復を恐れて何もできず黙認している。



ゼルベス
「シーフギルドを潰すなら部外者の私達が適任てわけで依頼を受けたけど、相手に先手を打たれたわね。見くびっていたわ。でもザリーラの言う通り、私達を直接狙ってくるなんて後悔させてあげなくてはね。ふふふ。」





そうだ。ゼルベスクランはただの便利屋や宿屋でもない。

私達を敵に回したこと絶対後悔させてやるんだ!(≧ヘ≦) ムゥ





つづく